2023年5月27日に行われた、国内最大級のヒップホップイベント「POP YOURS」でトリを務めたバッドホップ。
全員20代ですが、間違いなく日本のヒップホップシーンを盛り上げてくれています。
ライブのセットや演出でも最前線をいっているグループですが、ライブの最後に衝撃的な告白が。
なんと6月から始まるツアーを最後に解散すると発表。
この発表には同じラッパーからも驚きの声た多数上がっています。
この記事ではバッドホップの解散理由について調べてみました。
目次
1.バッドホップの解散理由が不仲はデマ
引用:https://twitter.com/
BAD HOPの解散でまっさきに浮かぶのがメンバー間の「不仲」が原因が理由というもの。
ただ、不仲説については一番可能性が低いと思われます。
バッドホップは幼馴染同士で結成されたグループで、小さい頃から遊んだり、一緒に悪さをしてきた仲間達です。
インスタライブでもスタジオにメンバーが集まって談笑しているので、不仲が原因で解散になる可能性は非常に低いと思われます。
1-1.ワイザーが海外進出でアトランタへ移住か?
解散の理由として考えられるのが、バッドホップの実質リーダーであるワイザーさんの海外進出。
ワイザーさんは2023年5月にソロ名義でアルバムをリリースし、そのうちの2曲MVを出しています。
これは「Rich or Die2」のソロ・アルバムから発表された曲で、制作はアトランタへ渡り、本場のヒップホップに触れながら作られたもので、かなり完成度が高かったです。
引用:https://twitter.com/
新曲SOUTH SIDE FLOWにも会社の名義で数億円で契約したと思われるリリックがあり、ワイザーさんの海外への本格進出でバッドホップとして活動できなくなるため、解散という道を選んだ可能性はあります。
海外を拠点にした場合、バッドホップのメンバーも同行することも予想され、国内でのグループとしての活動ができなくなりますよね。
1-2.T-PABLOWが裏方に専念でラッパー引退?
ワイザーの双子の兄であるT-PABLOWさんは以前に若いうちにラッパーを引退してビジネスに挑戦したいと語っていました。
バッドホップは自分たちのオリジナルブランドでバズハイヤーというビールを作っています。
また、地元川崎には無料で使える、スタジオも作り、川崎の若手ラッパーに無料で開放しています。
今後は若手のプロデュースやイベントをする会社運営をしていくことも考えられます。
ちょうどバッドホップ結成から10年という節目を迎えるので、自身は第一線から退き裏方にまわるかもしれません!
R指定さんもフリースタイルダンジョンでのインタビューでT-PABLOWが全盛期で辞めて、早く裏方にまわりたいとのコメントも以前ラジオで紹介していたので、ビジネスへ大きく舵を切る可能性は高いと考えられますね。
1-3.T-PABLOWとYZERRで方向性が違ってきた?
BAD HOPといえば、中心人物は双子のT-PABLOWとYZERRさんです。
2人ともに高校生ラップ選手権で優勝し、知名度をあげてきました。
YZERRさんは本場USのヒップホップを日本バージョンに落とし込み、音楽、ファッション共に海外勢にも劣らないです。
一方でT-PABLOWさんは結婚して2人の娘もいます。
去年はフリースタイルバトルにも電撃復帰し、復帰早々優勝する快挙を達成。
家庭をもったことでの心境の変化や、フリースタイル復帰などで、お互いの思い描くヒップホップに方向性の違いが出てきたことも考えられます。
2.バッドホップの他のメンバーは解散後どうなる?
次に気になるのが、解散後の各メンバーの活動。
バッドホップは8名のラッパーがいるグループで、先程のT-PABLOWとワイザーさん以外でTiJI JOJOさんのみソロ・アルバムを出しています。
引用:https://www.instagram.com/p/CL9J72Ll2er/
BENJAZZYやVINGOさんを始めとしたメンバーのソロ・アルバムが随時でると言われていましたが、結局リリースされていません。
10年後のヒップホップの未来を見ていると公言しているように、グループとしての活動にピリオドを打ち、第二章としてメンバー全員がソロとして成功するストーリーがあることも考えられますね。
- ラッパーとして活動継続・・・BENJAZZY、VINGO、TIJI JOJO、BARK
- ビジネス組として活動・・・G-KID、YELLOW PATO
YELLOW PATOさんは2018年の武道館ライブ時に裏方の仕事で”影のMVP”と言われるほどでしたので、ビジネスへ転向するのではないでしょうか。
さらにパブロとワイザーさんが不在時はリーダー的な役割もしているそうな。
過去にサッカーのユースにも選ばれるほどのサッカー少年だったので、団体行動はそこで培ったものですね!
解散したとしても、BADHOPメンバーで仕事は続けて言ってほしいですね!
3.BAD HOPには過去にも解散する計画があった
実はBAD HOPには過去にも解散を予定していました。
それは7年前の2016年にBAD HOP 1DAYをリリース前のこと。
2017年のワイザーさんのインタビューで「実は、去年BAD HOP 1DAYを出す前にBAD HOPを解散しようとしてたんですよ」と告白。
このアルバムは彼らの初めての代表曲となる「ライフスタイル」が収録されていました。
当時はDJケンタやAKDOWというラッパーの脱退も相次いだり、自分たちの音楽について思い悩む時期だったとのこと。
また、グループの方向性やブランディング、曲のジャッジもほぼワイザーさんが案を出していて、他のメンバー間との温度差もあったと語っていました。
4.バッドホップの解散は27グループの憧れと然るべき姿へもどすため
解散発表後にバッドホップが全員で解散について言及。
当初、不安視されていた不仲説はデマであることがわかるくらい皆の仲がいいですね。
インタビューの中でT-PABLOWさんは27グループの憧れがあったことを言及。
27グループとはカート・コバーンやジミ・ヘンドリクスなど音楽の歴史に名を刻んだ人物達が27歳で亡くなることが多かったため、このようなネーミングが言われるようになりました。
バッドホップはベンジャジーさん以外は27歳です。
さらに間違いないく今が最高潮のパフォーマンスをしているため、一番いい時期の自分達を保管し皆の記憶と伝説としてずっと残るために解散という選択肢を選んだと発言。
実は10代の頃から27歳ころに解散したいとは、メンバーにも言ってきており、終わりの美学に強いこだわりがあったのでしょう。
ジャンルは違いますが、格闘家の魔裂斗さんも全盛期のときに引退しているため強いままの印象しか残っていません!
バッドホップも解散しても日本のヒップホップシーンに多大な発展に貢献したと語り継がれていくでしょう。
さらにワイザーさんは元々バドホップはクルーのような活動で個々の活動もしつつ、たまにクルーとして音源を発表するというスタイルをしていた。
ところが、世間からはバッドホップのグループとしての活動が期待され、ソロ名義で発表予定だった音源もバッドホップ名義で出さざる得ない状況となってきた。
解散の1つの要因として、当初のしかるべき姿へリセットする意味合いもあると回答。
5.バッドホップの解散発表のラッパー達の感想【まとめ】
badhopの解散は同じラッパーにも衝撃が走っています。
日本の最前線で活躍するラッパーたちはどのようなリアクションだったのでしょうか?
レッドアイ
MCTYSON
イエローバックス
AWICH
ZEEBRA
バッドホップがきっかけでヒップホップを聴くようになった人も多く、海外のプロデューサーから楽曲提供もしてもらい、国内ヒップホップレベルの底上げに貢献してくれました。
ワイザーやT-PABLOWは先見の明があるので、解散後のサプライズ発表も期待したいものです!
6.バッドホップのラストライブの場所はヒップホップ初の東京ドーム
現在、解散ライブツアー真っ只中のバッドホップですが、9月23日に3万人を動員した国内最大級のヒップホップイベントThe HOPEでは大トリをつとめました。
そして最後のT-PABLOWさんのMCで最後のライブ場所について言及。
ラストライブはヒップホップでのワンマンライブでは前人未到の東京ドーム。
これまで武道館ライブも経験ある彼らですが、最後はどのようなライブにしていくのか楽しみですね!
【合わせて読みたい】: