クリスマスをすぎると、お正月を象徴する飾り物が店頭に並び始めます。
「縁起物」と呼ばれるものですが、より良いご利益を得るための入り口となるからこそ、飾る場所には気をつけたいですよね。
ところで、しめ縄には飾る際のルールがあることを知っていますか?
知らず知らず飾って神様に失礼な事があってはいけないですよね。
今回はお正月に飾る「しめ縄」の向きはどこに向ければ良いのか?さらに、玄関や神棚のどちらに飾るのかについて調べてみました。
目次
しめ縄・しめ飾りってどんな意味がるの?
ここではしめ縄としめ飾りについて説明します。
「しめ縄」とは一体何なのでしょうか。
それは自分の家が「年神様」を迎えるに相応しい場所ですよ、という事を示すためにに存在しているという説が挙げられます。
しめ縄は神様がいる場所に飾ると良いということになります。
つまり、「神棚」に飾るということです。
ちなみにしめ縄とセットで良く飾られる「しめ飾り」は、一度自分の家に入った神様が外へ出て行かないようにするためだと言われています。
しめ縄とは少し違う役割をするしめ飾りは、一度入った神様が出て行かないようにするために、我々人間が家の出入り口として使っている「玄関」に置きます。
「しめ縄」と「しめ飾り」をセットで決まった場所に置くと、宿った神様へ「安心して貴方がお家に住んでもらえる準備ができていますよ」と呼びかけ、「これからもここにいて欲しい」という願いを、しめ飾りを飾ることで神様に伝えていることになりますよね。
しめ縄・しめ飾りの左右の向きは?
次にしめ縄の向きに関して説明します。
自分が”しめ縄”の存在そのものだと見立てた時に、左側に太い部分がくるように飾ります。
つまり、飾った時に正面からみると太い部分は右側にあるようになります。
これは神様から見て左側が上座となるためです!
続いてしめ飾りですが、しめ縄と同様に飾った時に正面から見て太い方が右側にくるように吊るしていきます。
この飾り方は地域によって異なりますので、地域の神社やお寺の人に聞いてみましょう。
ちなみに関西や出雲式とよばれる飾り方では、左右逆に飾る場合もあるということ。
しめ縄・しめ飾りの飾る期間はいつからいつまで?
しめ縄・しめ飾りは通常年明け前に飾ります。
29日は”二重の苦”で縁起が悪く、31日は一夜飾りといって神様に失礼にあたるとされています。
取り外す時期は地域によって異なります。
松の内といって門松を飾る期間である1月15日までを指していましたが、関東では鏡開きの時にも門松を飾っているのは変だと、1月7日までを松の内としそれに合わせてしめ縄・しめ飾りも取り外すようになりました。
関西では昔のまま1月15日に取り外しています。
また、外したしめ縄・しめ飾りは1月15日に神社で行われる「どんど焼き」にだして処分するのが一般的です。
どんど焼きに出せない人は通常ゴミで可能ですが、一般のゴミと分けたり紙に包むなどするのがオススメです。
しめ縄(しめ飾り)の飾る場所や左右の向きと期間は?玄関と神棚どっち?まとめ
しめ縄は「神棚」、しめ飾りは「玄関」に飾り、正面から見て縄が太くなっている方を右側にすることがわかりましたね。
住んでいる地域によって違いはあるので、確認もしてみましょう。
しめ縄・しめ飾りをセットで飾ることでご利益がさらにあるという言い伝えもありますので、是非ご一緒に設置してみてくださいね。